外遊帳 2012 冬

04外遊帳 05 冬  05 春 05夏 05秋 06冬 06春 06夏 06秋 07冬 07春 07夏 07秋 08冬 08春  08夏 08秋 09冬 09春 09夏 09秋 10冬 10春 10夏 10秋 11冬 11春 11夏 11秋

3月25日(日) 犬を飼うのか?

保健所の抑留期間が過ぎた犬が、ボランティアさんのウチにいると聞いたので、娘と一緒に見に行った。
で、そのまま連れて帰って来た。ラブラドールの血が入った雑種だそうだ。
とりあえず、2週間のトライアルの後、飼うかどうか正式に決めることになる。
さてどうなることやら。
と言いつつ、もう戻れないだろうな。




3月10日(土) ツメナガホオジロには会ったけど




ゆっくり起きて家を出た。
最近は、モモンガ調査→鳥見→モモンガ待ちというパターンが多い。
例の低い穴にはやはりモモンガが住んでいるようで、巣の近くの木の股には、大量の糞が山のように積まれていた。

海岸線の猛禽はかなり少なく、遠くに飛ぶワシを見かけた他は、トビやノスリしか見ることができなった。
かわって小鳥は少しではあるが増えていて、カシラダカはあちらこちらで見かけたし、ハギマシコの群れにも会った。一番の収穫は、写真のツメナガホオジロに会えたことだ。

この日はとても温かかったので、モモンガ穴では出てくるまで待ってやろうと、日没の17:30から2時間ほど粘ったが全く気配なし。うーむ、手ごわい。

あ、そういえば、1月に届いたガーミンを、先日スキーに持って行ってみた。
最高時速なんかも出るので、調子に乗って直滑降してみたら85kmも出た。
生身でこれだけのスピードが出るなんてスキーってすごいと思う。ぶつかったら大変だね。

帰ってから、この日の軌跡をパソコンにとりこんで3Dグラフィック化してみた。
こういう遊び方には、はまらないとは思うけれど、確かにこういう風に滑ったなあと楽しんだ。
見えていた山の名前もわかるので、それも良い。


サホロで滑った軌跡だ。実際には曇っていたけどね。



2月5日(日) モモンガにちらっと会った。

昼間家の近くのモモンガ穴をいくつか調べ、午後は海岸方面へ、日が暮れてから先日見つけたモモンガ穴へという順番で遊んだ。

新しい穴も見つからないし、鳥も1月よりもずっと少なかった。
とにかく、小鳥が少ない。冬鳥で見かけたのはツグミとカシラダカぐらいだった。
ちょっと変わった猛禽を見つけたが、これは、ハヤブサの若い個体だろう。


ハヤブサの若い個体だと思う

夕方までコミミズクを待ったが、現れず、しかたなく地元近くのモモンガ穴に戻った。
高さ1m50cmぐらいで切断されている木で、アカゲラの巣穴をモモンガが利用している。
巣穴の前に遮るものがないので、出てくれば撮影には好都合なので、見つけた時には嬉しかった。
しかし、1月に見つけて、数度通っているが、一度も会えていない。
糞が大量にあるのでいるはずなのだが、低い位置に穴があるだけに、ここに住むモモンガは普通より警戒心が強いのだろうか。アカゲラの巣穴は本来あまり好きではないらしいので、この穴は、たまに利用する別荘にすぎないのかもしれない。

いつもは、明るいうちから陣取って、モモンガの出現を待つのだが、この日暗くなってから林に入った。私がいることで警戒して出て来ないのであれば、時間を遅くにして、すでに出ているモモンガを観察しようと思ったのだ。
車をとめてから、林の中のその穴まではそれほどの距離があるわけではないが、真っ暗な中、辿り着くために、GPSは有効であった。


森の中、まっすぐ目的地に着くことができる。

ただ、この日はGPSを見ながら歩き、気付いたら、巣穴の木の真ん前に来てしまっていてかえって驚いた。驚きついでに、穴をライトで照らすと、モモンガが動くのが見えた。
あわてて手持ちで写真を1枚撮ったが、そのままモモンガは穴の奥に戻ってしまった。その後、離れたところで三脚を立てて、1時間も極寒の中出てくるのを待ったが、いくらまってもこの日は現れなかった。


でも、この穴にいることがわかったのは収穫だ


1月15日(日) ガーミンがやってきた



12月29日に注文したガーミン(GPS)が、1月12日に無事到着した。
メールで逐一、今はロサンゼルスだとか、どこの工場だとかの報告が来ていたが、そんなことも初めての経験なので楽しかった。

早速開けてみると、説明書がたくさん入っている。「どゆこと?」と思ったら、いろんな言語版の説明書だった。日本語の説明書はなかった。日本っていうのは世界的には我々日本人自身が思うよりずっとマイナーな国なんだということなんだろうね。



その後、英語と若干格闘したけれど、まあ通常使う範囲では英語オンリーでもほとんど問題はない。
日本語版はまだ出ていないが、前のモデルで日本語版の同ランクのものは50000円以上する。今回私が買ったのは英語版の個人輸入なので、送料込16000円だった。これは安い。これに等高線の入った地形図を入れて計24000円。50000円なら躊躇するけれど、この値段なら多少使い勝手が思っていたものと違っていたとしても許せる。

これで、夏のイトウ釣りがもっと安全になるし(いや、かえって無謀になり危険になるのか?)、山菜やキノコやモモンガのポイントも記録できるし、楽しみ楽しみ♪


で、早速、森で使ってみた。
良いモモンガ穴を見つけたよー。


1月11日(水) 娘と網走へ

ワカサギが食べたくなったので、網走湖へ行った。
3時前に起きて、一路網走へ向かう。
娘は後部座席で寝ている。
7時前ごろから釣り始め、11時過ぎまで釣りをした。

ワカサギはずーっと釣れ続けた。
ダブルトリプルは当たり前だったが、娘の世話を焼きつつの釣りなので忙しい釣りになった。
けれど一人だと必死になって休みもとらずに釣りをしてしまいがちだが、娘と一緒なのでお湯を沸かしたり、ラーメンを食べたりしながら比較的がつがつし過ぎずに釣りができてよかったかもしれない。


フォースに喜ぶ娘

前にカップヌードルの具を色々付けて釣ったら、ネギが一番釣れたのだと話し、5本の針の真ん中だけネギを付けて釣りをしたら、何度かに一度は、そのネギだけに釣れてくる魚がいた。


ネギで釣れたワカサギ

昼には網走を出て、夕方早く家に帰り、しばらくすると呼んでおいた同僚が4人来た。
その人たちに料理を振るまい、飲んで食って、寝たのは2時前。
ほとんど24時間遊んだことになる。


釣果は二人で500匹ほどだった。


1月3日(火) トリモモ

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

新年最初の遊びは、最近ちまたで話題のトリモモである。
説明するまでもないが、トリモモとは、鳥を見に行ったり、モモンガを探したりする人気の遊びの略称であり、全国で3名ほどが、この用語を使っているという。

さて、前の晩に原因不明の不眠症にかかり、寝たのか寝てないのかわからないまま5時過ぎに起床し、出撃した。
原因不明と書いてはみたが、すでに90パーセントほど原因は解明されており、これは単に正月ダラダラへろへろ生活によって、睡眠の回路が一時的にぶっ壊れただけと思われる。こういうときは、早朝から夜まで不眠不休で目いっぱい遊び尽くし、へろへろ回路をリセットするに限るのだ。

というわけで、いつものモモンガ穴に、今シーズン初の調査に行ってみると、着いて間もなく、一頭帰還、続いてもう一頭、おまけに一頭と次々と姿を現してくれ、今年もちゃんとまあきち穴に戻ってきてくれていて一安心したのであった。



車に戻って時間を見ると、まだ7時。
この頃から、十勝地方は強い風が吹き始め、道などは、地吹雪と吹き溜まりでたいへんなことになっているし、小鳥なぞは姿などあらわしている場合ではないと、どこぞの草の根元かなんかにしがみついてじっとしているのであろう、一羽たりとも見かけないという状況だったので、こりゃもう帰った方がよかろうとも思ったのだが、ここで帰るとほぼ間違いなく、正月番組などを見ながらビールなどを飲みつつ、ソファーでうたた寝し、ダラへろ性不眠症が重症化するにちがいがないので、睡眠不足でボーっとした頭のまま、数分に一度ホワイトアウトする恐ろしい道路を一路南にひた走ったのであった。
なんだか読みづらいので、もうちょっと普通に書くけれど、本当に、場所によっては、延々と続く地吹雪が道路の上を川の流れのように走り、それはそれで、非常に幻想的な風景だったのだが、常に路面状況に注意して走らねば危なくてしょうがなかった。

鳥見を楽しむという天候ではなかったのではあるが、それでも、風を避けて山に行くと、オジロワシやオオワシが山ほどいた。
風の中で飛んでいたケアシノスリが、木にとまったので近寄ったら、全く逃げようとしないので、近くで撮影することができた。強風に負けじとがんばって飛んでいて疲れ切ってしまって逃げるのも億劫になっていたのかもしれない。

今年も、たくさん遊ぶぞー!